カラコンの厚みにはどんな種類と特徴があるのか
カラコンの厚みは商品によって異なる
全て同じなように見えるカラコンですが、実はメーカーやシリーズによって厚みは若干異なっており、厚いカラコン・薄いカラコンの両方にメリットとデメリットがあります。
触っただけでは判別が付けずらいような細かな差ではありますが、目の中に入るとその違いは大きく、装着感といった意味でも大きな違いが現れることになるのです。
それぞれの特徴について深く知り、自分自身のスタイルに合った厚みのカラコンを選択すると、快適に装用しやすくなります。
厚いカラコンのメリット・デメリット
カラコンの製法として現在一般的となっているのがサンドウィッチ製法ですが、これはレンズの上に着色部分を乗せ、それをもう1枚のレンズで挟むという製法です。
必然的にレンズの厚みも深くなりますから、カラコンは普通のコンタクトレンズと比べて分厚い、というイメージが定着することにもなりました。
サンドウィッチ製法で作られた分厚いカラコンの場合、着色部分が直接目に触れることが無くなりますから、安全性を高めることが出来ます。
しかし、レンズが分厚いぶんだけ目に届く酸素の量も減り、充血したり眼病を招いたりしやすくなってしまうことがデメリットです。
薄いカラコンのメリット・デメリット
薄いカラコンの場合、一番のメリットになるのは装着感の良さであり、厚いカラコンと比較すると目の中でゴロつきにくくなり、より快適に過ごすことが出来ます。
厚いカラコンがサンドウィッチ製法で作られていることに対し、薄いカラコンは1枚の中に着色部分を閉じ込めたフルキャストモールド製法によって作られていること普通です。
快適に使用でき、充血を招きにくくなることがメリットですが、耐久性に若干の難があります。
薄く製造しているぶん、カラコンが破れやすいという特徴を持っているため、雑に取り扱ってしまうとすぐに破れ、使えなくなってしまうというデメリットがあるのです。