カラコンがズレる主な理由と対処方法
ドライアイが原因になることも
通常のコンタクトレンズとは異なり、少しでもズレてしまうと見た目の印象が悪くなったり、視界が奪われたりしてしまうことがカラコンの問題点です。
カラコンがズレてしまう原因として第一に考えられるのは目が乾燥しているということ、つまりドライアイに起因しているという問題になります。
目が潤った状態であれば、少し強めに瞬きをしたとしても正しいポジションへと自動的に戻るのですが、乾燥しているとカラコンそのものも変形し、中心からズレてしまうのです。
点眼薬などを使ってドライアイを改善させることによって、カラコンのズレを簡単に防げるようになる可能性があります。
裏表が逆になっていないか確認する
カラコンには裏表があり、表を向いているときと裏を向いているときでは形状が異なるため、ひっくり返ったままカラコンを付けるとすぐにズレてしまいます。
特に二週間用などのカラコンを使用している場合には、洗浄の際にひっくり返したまま保存し、そのまま使ってしまうというケースが多いため、充分に注意しましょう。
カラコンの裏表を間違えたまま使用していると、角膜を傷つけやすくなり、眼病を招いてしまう危険すら高まってしまいます。
装着直後から普段とは違う痛みや違和感を覚えたという場合にはすぐに取り外し、表と裏を間違えていないかどうか確実にチェックしましょう。
BCが適正ではない恐れも
BC(ベースカーブ)が目の形に合っていないと、カラコンが眼球に対してフィットせず、勝手にズレていってしまう可能性が高くなることを知っておきましょう。
BCがほんの少しの違いだとしても目に与える影響が大きく、正確な数値を図った上で適切なカラコンを選ばなければ、ズレが生じると同時に角膜を傷つける可能性もあります。
正確なBCの数値は眼科で計測できますから、初めてカラコンを作る前には必ず眼科で検査を受け、視力と一緒にBCの数値も知っておきましょう。